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いつのまにか唇にできものができた!それ粘液嚢胞かも!!

粘液嚢胞(ねんえきのうほう)とは?
粘液嚢胞は、口唇や頬の内側、舌下部などに生じる粘液の溜まり(嚢胞)で、唾液の通り道(唾液腺管)が何らかの原因で閉塞・損傷を受けることで発生します。透明~青紫色を帯びた半球状の隆起が特徴で、多くは痛みは伴わず、嚢胞内に粘稠な唾液が貯留します。


原因と症状

  • 外傷性閉塞:熱い食べ物や硬い食べ物を噛んだ際の咬傷や、口腔内にできた傷がきっかけとなることが多い。
  • 慢性刺激:口唇や頬を噛む癖、歯の鋭利な部分などによる継続的な刺激もリスク要因です。
  • 症状:大小さまざまですが、やや硬めのしこりを触知することがあります。嚢胞が大きくなると、話しづらさや食事時の違和感を覚える場合もあります。

治療法の選択肢

  1. 経過観察
    • 小さく無症状のものは、まず数週間~数ヶ月程度の観察を行います。自然に消失するケースもあります。
  2. 保存的処置
    • 嚢胞内を針で刺して内容液を排出する穿刺吸引法。ただし、嚢胞壁は残るため再発リスクが高い点に注意が必要です。
  3. 外科的切除
    • 最も根治性が高い方法です。嚢胞壁と原因となる小唾液腺を含めて摘出します。局所麻酔下で短時間に完了し、傷跡も小さく抑えられます。
  4. レーザー蒸散(CO₂レーザーなど)
    • レーザーによる蒸散・切除は止血効果が高く、術後の腫れや痛みを軽減します。しかし機器の導入コストや保険適用範囲を確認する必要があります。

術後ケアと再発防止

  • 口腔衛生の徹底:術後はうがい薬や処方された抗菌薬で感染予防を行い、歯磨きも丁寧に。
  • 刺激の回避:硬い食べ物や口唇・頬を噛む癖を意識して控えましょう。保護用のマウスピースを用いることもあります。
  • 定期検診:再発の早期発見・対応のため、抜糸後も数週間から数ヶ月のフォローアップが大切です。

まとめ

粘液嚢胞は痛みが少ない一方、放置すると嚢胞が大きくなり違和感を覚えることがあります。小さな隆起でも気になる場合や、数ヶ月経って消えない場合は早めの受診をおすすめします。当院では、保存的治療から外科的切除まで、患者様の症状やご希望に合わせた最適なプランをご提案しております。口腔内のちょっとしたお悩みでも、どうぞお気軽にご相談ください。

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