コミュニケーションの大切さ
皆様いかがお過ごしでしょうか。

当院では患者様とのコミュニケーションを大切にしています。患者様とコミュニケーションをとることは円滑に治療を行うこともそうですが、治療のアウトカムも改善することが可能だからです。
26か国の2型糖尿病患者3,628人が参加した大規模な研究において、医師がEncouragagingそしてCollaborativeな場合、患者の自己管理とウェルビーイングの向上につながるという研究(参考文献1)が出ています。
特に歯周病のような歯科における慢性疾患はセルフケアと歯科医の介入の両輪で取り組まなければならない課題ですので歯科医師として患者様を励まし、勇気づけることによる治療効果は日々の診療においても多々感じられます。
また患者様の訴える「痛み」は身体的な痛みによる「苦痛」とともに不安や恐怖の「苦悩」があり、これらの相互作用により悪循環を形成します。身体的な痛みには歯科治療でまた心理的な痛みに対しては患者さまとよくコミュニケーションをとって寄り添っていきたいものです。
日々の診療で患者様とのお話に十分時間を割けない場合もありますが、当院では患者様のお話に傾聴姿勢を大切にしております。
九段北の丸歯科医院 院長
東京都千代田区九段南2-2-3 九段プラザビル1階
九段下駅A2出口徒歩5分
【参考文献】
1 William H Polonsky, et al,:Physician-patient communication at diagnosis of type 2 diabetes and its links to patient outcomes: New results from the global IntroDia® study. Diabetes Res Clin Pract. 2017 May:127:265-274.