両手両足を駆使した精密で安心な歯科治療
歯科医師は右手に器具、左手にミラーを持ち、患者様のお口の中で細かな操作を行います。これは多くの方が思い描く一般的な治療の光景ですが、当院ではさらに「両足」を組み合わせ、全身を使った診療を行っています。
右足はユニットのフットペダルを操作します。タービンやエンジンなどの回転数や注水量を調整するだけでなく、患者様のチェアの姿勢をスムーズに変える機能や、診療ライトのオン・オフも備わっています。これにより、手を使わずに治療環境を最適化でき、患者様にとってもより快適で安全な体勢が保たれます。
左足はマイクロスコープのフットスイッチを担当します。マイクロスコープは、肉眼では見えない微細なひびや虫歯、根管内部の複雑な構造まで拡大して確認できる装置です。倍率や焦点を足で調整できるため、両手を常に治療に集中させたまま操作が可能になります。
この「両手両足を駆使する診療スタイル」には、もう一つ大きな利点があります。それは感染予防です。治療中にライトやチェアを手で触ると、器具を持った手が余計な部分に触れることになり、細菌やウイルスが媒介されるリスクが高まります。しかし、足で操作できれば手を口腔内に専念させられ、衛生的でクリーンな環境を維持できます。患者様にとっても、安心して治療を受けていただける大切なポイントです。
このように、当院の歯科医師はまるで楽器を演奏するように両手両足を駆使し、治療を行っています。その結果、見逃しのない精密さ、効率的な治療の進行、そして感染予防に配慮した安心の診療体制を実現しています。
当院では「精密さ」と「安心感」を両立させるために、この全身を使った診療スタイルを日々実践しています。どうぞ安心して治療をお受けください。
九段北の丸歯科医院
